PCの電源を入れたら何が起こるのか
- PCの電源スイッチを入れる
- マザーボード上のCPUが動き、ROMの中にあるBIOSというプログラムが動く
- BIOSがキーボード・HDD・グラフィックボードなどを初期化する(POST(Power-On Self-Test))
- ハードディスクからOSを起動するプログラムを取り出してRAM(メインメモリ(主記憶装置(作業用の領域)))にロードする(ブート・ストラップ)
- CPUが「メイン・メモリ」からWindowsのプログラム・データの処理命令を<フェッチ>して(=取り出して)、その命令内容をデコードする(解釈する(CPUが理解できる機械語))
- CPUがデコードした命令内容を実行していくことで、プログラム(Windows OS)が開始される
OSが立ち上がるまでの処理の流れ
- 演算・制御装置である「CPU」が、Windows OSのプログラム・データ(=ソフトウェア)を、「ハード・ディスク」から取得して、作業用の「メイン・メモリ」の上にロード(=展開)する
- CPUが「メイン・メモリ」からWindowsのプログラム・データの処理命令をフェッチして(取り出して)、その命令内容をデコードする(解釈する(CPUが理解できる機械語))
- CPUがデコードした命令内容を<実行>していくことで、プログラム(=Windows OS)が開始される
https://atmarkit.itmedia.co.jp/fdotnet/dotnetwork/dotnetwork01/dotnetwork01_02.html#runprogram
CPUの基本動作
- フェッチ
- メモリから命令を読み込む
- デコード
- 読み込んだ内容を解釈する
- 実行
- 命令に従って演算を行う
http://www2.kobe-u.ac.jp/~tnishida/course/2012/IS/3.CPU.pdf
メモ
BIOS(バイオス):「Basic Input Output System」の略。パソコンのマザーボードに搭載されており、電源を入れて最初に起動するプログラムです。コンピューター内を初期化し、接続されているディスプレイやキーボードなどの周辺機器を読み込んで利用できる状態に整え、それから外部記憶装置(ストレージ)からOSを実行します。
ブートまたは ブートストラップ:コンピュータの電源を入れてからOSが起動するまでの処理の流れ
ブートローダ:このブート処理を行うソフトウェアのことである。
ROMは「ブート・プログラム」と「ROMローダ・ルーチン」というプログラムが記憶されている。
ブート・プログラム:マザーボード上のチップやメモリ、接続されている周辺装置などを初期化する。
ROMローダ・ルーチン:ディスク装置の先頭セクタを読み込む処理をする。
参考
http://www.cs.reitaku-u.ac.jp/infosci/os-kiso/os2003/text02-1.pdf